東京・国際弁護士・英語対応の中村法律事務所

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ロースクール生エクスターンシップ受入報告

2023.9.2 採用情報

今年も一橋ロースクール生のエクスターンシップの受入を行っています。素敵な感想文を頂きましたので、共有させて頂きます。

 このたびは5日間にわたってエクスターンシップに参加させていただき、誠にありがとうございました。はじめは緊張していたものの、事務所の皆さまのおかげで学びが多く、また何よりも、非常に楽しくプログラムに参加することができました。

 

 さて、今回のエクスターンシップでの私の目標は二つございました。一つ目は、将来どの分野に携わっていくべきか、自分の得意あるいは興味のある分野を一つに絞ることです。二つ目は、先生たちとお話ししたなかで得られた知識を、司法試験に必要なもの、実務を行う上で必要なもの、あるいはその両方に関わるものに仕分けしながら学ぶということです。すなわち、司法試験に必要なものについては課題をこなす過程でアウトプットし、忘れないようにしようとか、実務に必要な知識は授業で習うことは少ないから積極的に質問し、将来に役立てようとか、できるだけ記憶に定着させるため整理及び意味づけをしながら学ぶということです。

 

 まず、一つ目の目標を達成するために、私は一般民事、刑事弁護、コーポレートや国際相続、スポーツエージェントに至るまで様々なお仕事を見させていただきました。今回取り組んだ内容は全て楽しく、その結果、「将来自分はこの分野と一生を共にしていくぞ。」と思えるものを一つに絞り切ることはできませんでした。しかし同時に、一つの業務分野にのみ絞って働く必要はないとの結論にも至りました。確かに一定の分野に絞って仕事をするスペシャリストも魅力的ですが、依頼者のために分野を問わず全力を尽くすゼネラリスト的な働き方の方が私の性に合っていると実感しました。これまで、「この分野も面白いし、この分野も捨てがたい」というような優柔不断な自分の性格が非常に嫌いでした。しかし、依頼者の抱える法的問題の解決のため、様々な分野の知識を総動員して全力で解決しようとする姿勢の「かっこよさ」を実感し、むしろ上記自分の性格は強みにもなり得ると考えました。貴所においても、国際相続という他の事務所では行っていない特殊な分野を取扱いつつも、それ以外の分野を排斥することなく、一般民事や刑事弁護に至るまで、依頼者第一に取り組まれているということを感じ、感銘を受けました。

 

 2つ目の目標に関しても、達成することができ、私自身、今回学んだことが非常に身になっていると実感しています。そして、実務においても今授業で学んでいる知識・法的思考力が役立つ場面が沢山あると感じ、普段の学習の重要さを肌で感じることができました。

                                                                                                              

 今回のエクスターンシップは、普段授業では決して学ぶことができない「生の法律の知識」について沢山知ることができました。加えて、法的な解決方法のみならず、依頼者のために何ができるか考える重要性についても学ぶことができました。また、司法試験の勉強をするうえで、迷っていることや不安に思っていることについても相談に乗っていただき、たくさんアドバイスをいただきました。

 最後になりますが、中村先生を初め、様々な分野について課題を出していただいた先生方、また円滑な学習のためサポートいただいた事務員の方々、皆さまのおかげで大変実りのある実習になりました。本当にありがとうございました。今回学んだ知識・経験は司法試験の勉強のみならず、法曹になった以降、そして一生の財産になると確信しています。本当にありがとうございました。

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