オハイオの不動産を円滑に相続させるTDDA手続
2019.10.21 国際相続
オハイオ州の不動産に関するTOD手続を行いました。
TODの具体的内容、目的は、以前ブログで書かせて頂きましたのでこちらをご覧下さい。
オハイオでは2009年にTODの代わりにTransfer on Death Designation Affidavits(TDDA)という制度が導入されていますが、手続きの内容はほぼテキサスと同じです。
【手続きの流れ】
- TDDAフォームに記入。受益者を指定する。
- 日本のアメリカ大使館で公証をする。※オハイオ州の現地のCounty Auditor’s Officeに行く必要はございません。
- 書類をFranklin County Recorder’s Officeに郵送する。手続費用の支払方法が小切手のみの場合もあります。
- 所有者が死亡した後、受益者はTransfer on Death Confirmationを提出する。
【補足情報】
- 受益者は個人、法人を問わない。また複数の設定ができる。
- 受益者毎に異なる持分割合を設定でき、共有財産にすることもできる。
- 財産全体にTDDAを適用することもできるし、一部のみに適用することもできる。
テキサスだけではなく、オハイオといった他の州でも煩雑なプロベートを回避する手続きがありますので、ぜひ海外不動産購入前にご確認頂ければと思います。